ABOUT
電解マーキングとは
電解マーキングの仕組みと特長、ほかのマーキング方式との違いを、電解マーキング装置の専門メーカーが解説します。
- ANSWER
- 電解マーキングとは、ステンシル(型紙)と電解液を使い、電気化学的な反応で金属の表面に文字やマークを表示する方法です。熱や圧力をかけないため素材を傷めず、完成品や焼入れ品・超硬製品にもマーキングできます。
電解マーキングの仕組み
ワーク(金属)の上に、マークの形に孔があいたステンシルを置きます。電解液を含ませたパッドをハンドマーカー(電極)で押し当てて通電すると、ステンシルの孔の部分だけが電気化学的に反応し、金属表面にマークが表示されます。
電源装置・ハンドマーカー・アース板・電解液・ステンシルがあれば始められるため、小さな設備で導入できるのも特長です。
- 1電源装置
- 2ハンドマーカー(電極)
- 3電解液を含ませたパッド
- 4ステンシル(マークの形に孔)
- 5ワーク(金属)
- 6アース板(クリップで接続)
POINT通電すると、ステンシルの孔の部分だけが反応してマークが表示されます。
FEATURES
電解マーキングの特長
- 素材を傷めない熱や圧力をかけないため、クラック・歪み・バリが発生しません。
- 硬さ・仕上げ面を問わない超硬・焼入れ研磨済みの部品や、最終工程・メッキ面にもマーキングできます。
- 文字・ロゴ・二次元コードもパソコンで作った原稿からステンシルを製版。細かな文字やQRコードも表示できます。
- 導入しやすいコストレーザーマーカーなどに比べて初期投資を大きく抑えられ、操作もかんたんです。
COMPARISON
打刻・レーザーマーキングとの比較
← 表は横にスクロールできます →
| 電解マーキング | 打刻(刻印) | レーザーマーキング | |
|---|---|---|---|
| 素材への影響 | ◎熱・圧力をかけず、歪み・クラック・バリが出ない | △打撃による変形・歪みのおそれ | ○非接触。熱の影響が出る場合がある |
| 対象ワーク | ◎完成品・超硬・焼入れ品・薄板・曲面・メッキ面 | △硬い材料・薄物・完成品は不向き | ◎金属・樹脂など幅広い |
| 導入コスト | ◎小型の装置と消耗品で始められる | ◎工具のみで低コスト | △装置が高額になりやすい |
| 文字・マークの変更 | ○パソコンとプリンターでステンシルを製版 | △刻印の作り直しが必要 | ◎データで即時に変更 |
※一般的な傾向です。ワークの材質・形状や条件によって異なります。
STENCIL
ステンシル(型紙)の製版方法
お使いのプリンターや、必要な耐久性・細かさに合わせてステンシルを選べます。
| 製版に使う機器 | ステンシル | サイズ・特長 |
|---|---|---|
| ドットプリンター | ペーパーステンシル | 80×280mm/90×300mm など。タイプライターや手描きでも製版できます。 |
| ラベルプリンター | カセット入りステンシルテープ | 幅18・24・36mm×3m。360dpiの高解像度で、QRコードも印字できます。 |
| 感熱プリンター | サーマルステンシル | A4版、ロール巻き(幅100mm×10m・30m)、SP-1015(105×105mm)。 |
| 感熱プリンター | シルクステンシル | A5版 #230メッシュ。微細なマークを即座に製版できます。 |
| 自社作成 | プラスチックステンシル | OHPフィルムやラベルの原稿から焼付・現像。耐久性3,000回以上の高解像度ステンシル。 |
INDUSTRY
主なお取引先の業種
硬い材料や仕上げ済みの部品、衛生面が求められる製品など、幅広い分野で電解マーキングが選ばれています。
- 01切削工具・超硬製品
- 02航空機部品
- 03医療器具
- 04自動車部品
- 05金型部品
- 06ベアリング
- 07洋食器・刃物
- 08測定機器・食品加工
最終更新日:
FREE TEST MARK
まずは無料のテストマークで、仕上がりをご確認ください。
サンプル素材をお送りいただければ、無料で印字してご返送します。